日本旅行の事業領域は、
「ソリューション事業」と
「ツーリズム事業」の2つの柱から
成り立っています。
そして、国を挙げて推進する
「インバウンド事業」(※)は、
地域社会の活性化に貢献し、
我が国の経済成長を支え、
観光を基幹産業にまで押し上げる
大きな可能性を秘めています。
1905年の創業以来、
当社が100年以上に渡り〝旅行業〟で
培ってきた価値に誇りを持ち、
この3つの事業を相互に連携させていく
ことで、
「地域の社会課題の解決」の
サポートをしてまいります。
当社は、これまでの旅行業の枠を超え、
お客様の求める価値を実現する
『顧客と地域のソリューション
企業グループ』として
未来に向けて進化を続けます。
※当社における「インバウンド事業」は、
「ソリューション事業」内に区分しております。
ソリューション事業
旅行業の枠を超え、
未来の社会に貢献し続ける企業に
日本旅行には、創業以来100年以上にわたりつながってきた多くのお客さま、全国47都道府県に展開した営業拠点、ご満足得るために磨き上げてきたホスピタリティなど、数多くの強みがあります。これまで旅行業で培ってきたものに誇りを持ち大切に活かしながら、従来の旅行業の枠を超え、未来の社会に貢献し続ける企業に進化していきます。
公務・地域ソリューション事業
社会課題に取り組むソリューション
中央省庁や地方自治体の直面する社会課題の解決に取り組みます。旅行業の知見を活用した地域の観光資源を発掘する地方創生コンサルティングから、観光分野にとどまらない地域ごとの経済対策や福祉関連対策まで、新常態の課題に対応する社会環境整備をサポートします。さらに、地域や地域の皆さまと継続的かつ複層的に関わることで、地域に貢献する関係人口の拡大につながる取り組みを推進しています。
企業ソリューション事業
顧客の価値を最大化するパートナー
企業 MICE を通じ顧客の企業価値を最大化させるサポートをします。社員旅行をはじめ、会議、研修、式典、展示会といった企業活動に伴うビジネスイベントに対し、交通・宿泊といったりょこう領域から、会場手配・イベント進行運営といったイベントプロデュース領域までのトータルコーディネートを提供しています。また、パートナー企業としての価値を高めることで、両社で社会に新しいソリューションを共創することまで目指します。企業ソリューション事業顧客の価値を最大化するパートナー
※MICE・・・「Meeting(会議研修)」「Incentive(報奨・招待行事)」 「Convention(国際会議・学会)」「Exhibition/Event(展示会)」の4つの総称教育ソリューション事業
未来を担う子どもたちに向けて
グローバル化と技術革新が進む現代において、子どもたちが自ら考え行動する力(= 生きる力)を育むことが、新しい学習指導要領の目標となり、社会と連携・協働しながら未来の創り手に必要な資質や能力を培う教育が学校に求められるようになりました。日本旅行は教育旅行および教育事業の長年の実績と経験を糧に、21世紀型教育にふさわしい「新しい学び」をカタチにした企画提案をしていきます。
ビジネストラベルソリューション事業
業務プロセス改革に先進性を
法人顧客の基幹プロセスを担うことによって企業価値向上への貢献を目指します。日本旅行の出張手配、管理クラウドサービス『出張なび』は、顧客企業の業務省力化を推進し、経費削減を実現するソリューションシステムです。JR 西日本が提供する「e5489」をはじめとした交通・食泊オンラインサービスとの連携、また社会課題の解決につながる CO₂排出量の可視化・算出まで先進的な提案をしていきます。
インバウンド事業
「おもてなし」の
リーディングカンパニー
として地域と世界をつなぐ架け橋に
日本旅行のインバウンド部門は、1961年に誕生し、1964年の東京オリンピックを契機に国際交流の取り扱いを本格的に開始しました。観光旅行したい国・地域のランキングでは、日本も上位にランクされるようになりましたが、世界基準で考えると日本はまだまだ極東になる未知の遠い国です。主要都市だけでなく、日本全国の地域にまで足を運んでいただけるよう、地域の魅力を伝える、新たな価値創造に努めています。
インバウンド手配業務
安心安全な日本滞在を提供するスペシャリスト
海外の旅行会社や企業からの依頼を受け、訪日外国人の旅行企画や手配を行うインバウンド事業。日本をぐるっと巡る観光周遊型観光から、専門性が求められる視察・研修、国際交流・姉妹都市交流、MICE、スポーツイベントに至るまで、さまざまな受け入れ経験とノウハウを有しています。お迎えする国に合わせたおもてなしを行ったり、外国語が堪能なスタッフが外国人旅行者と地域の人々をつなげる橋渡し役を担ったりと、日本滞在中のご満足を最大化させるサービスを心がけています。
ツーリズム事業
地域に寄り添い、
地域の価値向上に貢献する
日本旅行はお客さまの満足を思い、100年以上に渡って、旅の喜びを創り出すお手伝いをしてきました。これからも旅行が将来にわたり持続可能なものであるために、お客さまを受け入れていただく地域社会と連携しながら、顧客や社会の求める多様な価値観に対応していきます。お客さまの声に寄り添い続けてきたリアルエージェントであることに誇りを持ち、地域の社会課題の解決に向き合った新たな旅行商品を創造してまいります。
ダイレクトマーケティング
旅行販売に新しい顧客体験を
社会環境の変化に伴う顧客ニーズに対応するため、実店舗での販売に加え、オンライン販売を拡充し、全ての顧客接点において最適な購買体験を提供できるオムニチャネル化を強化しています。デジタルシフトが進む環境においても、店舗運営で培ったコンサルティング力などリアルの持つ価値を再定義し、地域貢献につながるような旅行の販促プロモーションを展開しています。
アライアンスマーケティング
連携が新しい領域を開く
地域密着の旅行会社から OTA(オンライン・トラベル・エージェント)に至るまで、相互連携し旅行商品の提携販売を行っています。現在では、さまざまな企業や組織と戦略的にアライアンスを結ぶことで、新たな領域における新規ビジネスの獲得や地域社会の活性化につながる自治体営業の強化を図っています。
国内・海外旅行事業
新しい時代に新しい満足を創る
半世紀を超えお客さまの旅の想い出づくりをお手伝いさせていただいてきた国内旅行パッケージツアー「赤い風船」と海外旅行パッケージツアー「マッハ」「ベスト」。これからも多様化したお客さまのニーズや、旅先となる地域社会の求める声に寄り添い、新しい時代に求められる旅のカタチを創出していきます。JR 西日本グループの日本旅行の強みである「JR セットプラン」においては、地域の観光資源の保全につながるカーボンオフセットの仕組みを導入するなど、地域と一緒になってサステナブルツーリズムの推進をしています。
新しい日本旅行を創る
キーワード
私たちには未来を見据えたキーワードがあります。
事業共創、DX、SDGs、MaaS、JR 横断ソリューション。
この5つのキーワードには、いずれも既成の枠にとらわれない私たちの新しいイノベーションの方向性が示されます。
事業領域を拡大することで、ツーリズム全体にも新しい価値を創出し、未来を変えることができると私たちは確信しています。
事業共創
アライアンスパートナーとともに
新たなビジネスモデルを創出するため、事業領域の拡大や新たな事業の創造を推進します。従来の旅行業の能力を拡張してくれるアライアンスパートナーとの共創を拡大することにより、社会課題にソリューションを提供し、顧客や地域が求める価値を実現する企業へと進化していきます。
DX
デジタル起点の価値創造
DXによる業務改革と新価値創造を成し遂げ、さらなるお客さま満足と企業価値向上を目指します。コロナ禍におけるコミュニケーション形態の劇的変化を好機と捉え、DX ソリューションを活用することで、顧客・ステークホルダーのニーズに対応し、既存サービスの深度化・効率化から新規サービス創出までを展開します。
SDGs
「おもいやり」と「きずな」を未来へ
観光産業が将来にわたり持続可能な事業であり続けるために。私たち旅行業の原点であり原動力である「おもいやり」と「きずな」の精神で、観光資源である「人」「風景」「文化」を未来の社会に引き継いでいく活動を行っています。2030年のSDGs目標達成に向け、新しい価値観を提供していきます。
MaaS
地域に新しい移動価値を
多様な地域ニーズに対応し、新しい移動価値の創造する MaaS。各地でラストワンマイルをつなげる社会実装が進んでいます。地域の交通事業者や行政と連携し、交通手段・移動目的・地域が結びついていくデジタルツーリズムを推進します。
JR横断ソリューション
枠を超え
JR 西日本グループの連携が生み出すもの
JR 西日本グループとしてなによりも最優先する安全安心の実現。地場産業の活性化や地域資源の磨き上げを通じ、魅力ある地域づくりに貢献する地域共生の取り組み。顧客体験を大きく向上させるデジタルソリューションへの挑戦。JR 西日本グループの横断的な課題にシナジーを発揮させ、ホスピタリティを生かした顧客接点の中核的な担い手を目指します。